「友達に連れてこられた場違いなひと」みたいな言葉が好き。
「仲間みたいな顔してるけど。お前にその意味ないだろ」みたいな言葉。
分かりやすく言うと、語呂合わせで無理やり付け足された言葉のことだ。
その極致といったらやはり『根掘り葉掘り』。葉は掘らないだろ。
ググったらジョジョのギアッチョもキレてたらしい。いや別に私はキレていないが……
逆に聞くけど葉を掘ったことあります?
まあ根はあるよね。野菜を収穫するにもそうだし、雑草を根っこから引き抜くにも根を掘ることはある。
茎もギリあるかもしれない。じゃがいもは茎が変化したものだし。
葉はない。
ダイコンみたいに根から直接葉が生えてるタイプならありうるか……? と思ったけど、ダイコンの葉も全然土には埋まってない。
むしろダイコンは、根がちょっと地上に出ている。こんにちは。
もしかしたらこの広い世の中、葉が変化して土中に埋まってて、掘り出して食べる野菜とかあるかもしれない。
けど、たぶん『根掘り葉掘り』って言葉を生み出した人はそこまで考えてない。
そういえば『根も葉もない』もそうだな。
根はおそらく根拠を指しているが、葉はただの語呂合わせだ。葉拠なんてないので……。
西尾維新の小説にも似たような指摘があったのを覚えている。
つまり、葉は根のバーターとして使われがちなようである。
他にも調べてみたらこんなのがありました。
・根から葉から
→全然。まったく。
・根切り葉切り
→ことごとく。根こそぎ。
・根葉に持つ
→根に持つ。