もちを丸呑みしてはいけない
お医者さん向けの本って読んでも内容難しくて全然わからないんですけど、けっこう面白いことも書いてある。*1
買ったらふつうに5000円以上するので、基本は図書館で読んでいる。
救急外科の本には、「もちを6つ丸呑みして腹痛で緊急搬送された人」の事例が載ってた。
もちは、丸呑みしてはいけない。
まず、もちは熱々のときは柔らかくてよく伸びるが、冷えるとカチカチになる。
しかも胃酸はもちを消化できない上、でんぷんを消化する酵素アミラーゼのはたらきを阻害してしまう。
かくして消化不良のもちは胃と十二指腸の関門を通り抜けられず、胃を内側から攻撃するカチカチの石となる。
童話の狼*2がやられる報復じゃん。
もちって窒息以外の攻撃技も使えるんだ
他には小児救急の本に書いてた、「親御さんの『発熱や嘔吐など目立った症状があるわけじゃないんだけど、何か様子がおかしい』という感覚は、信頼できる重症度の指標になる」という話も興味深かった。
いつも子どもを見てる親御さんの勘、けっこう当たるらしい。