生食パン
生じゃなくない?
焼いてない?
なんか五七五っぽくなった。
上五が字余りやけど
季語もないけど
(ググった限り「食パン」は季語ではないらしい。いつ食べても旨いからかな)
最近流行りの生食パンと呼ばれるものたち、生ではない。
生焼けでもない。
焼いてる。
ちゃんと焼いてある。
火が、通ってる。
生地を金型に入れ、オーブンでふっくらと焼き上げ、金型をとんとんしてあつあつほかほかの食パンを取り出す工程を、経ている。
逆に、ほんまに生やったら問題が起きる。
食パンの生地(焼成前)を「生食パンです」って出されたら、客キレると思う。
ほんまに生やったらあんなに流行ってない。
でも生の食パンって、本来それのことでは?
食パンを「生食パン」って呼ぼ、って考えた人すごいわ*1。
つまりトーストを「焼き食パン」と捉えてるんやろうな。
「食パン」という存在を、生地→食パン→トーストの3段階で進化するものと考えた場合、
2段階目での進化ストップが推奨される種類(およびその2段階目)を「生食パン」と呼ぶのか。
ライチュウに進化させずに、ピカチュウのままお召し上がりください、というのが生食パンなんですね。
生=「サトシの」
食パン=「ピカチュウ」
こう置き換えると、食パンの生地(焼成前)を「生食パンです」って出された客がキレるのもわかる。
「サトシのピカチュウです」ってピチュー出てきたら意味わからへんもんな。
ついでに生パスタのことも考えてみる。
あいつも、麺が茹でてあったとしても「生パスタ」と呼ばれる。
なぜならあの「生」は火が通ってないことではなく、乾麺でないことを意味しているからだ。
だとすると、ある意味、乾パンでないすべての食パンは「生食パン」だと言えるのかもしれない。つまりすべての食パンのトーストは、生食パンのトーストだと言えないこともない。
もう訳わからん。
いやしかし、サトシのピカチュウ的な意味の生食パンをトーストにしたやつ(=嫌がるピカチュウを無理やりライチュウに進化させたやつ)も、「生食パンのトースト」になるのか。
*1:考えた人すごいわは生食パン専門店ではない