ツッコミたくなる歌詞
※本記事はnoteから移植、加筆修正したものです
流行りのポップスを聴いているとき、時折頭に「?」が浮かんでしまうことってないだろうか。
作りこまれた音楽の中では調和して輝いているけれど、正気に戻って意味を考えるとだんだん面白く見えてくる歌詞。
よく読んだら何言ってるかわからないけど、語感が気持ちよくて耳に残ってしまう歌詞。
この世にはそんな個性的な歌詞がたくさんある。
私はそんな歌詞たちが好きだ。
そこで本記事では、私が見つけた「?」が浮かぶ歌詞たちをご紹介し、そして歌詞に対して何かしら言いたい。
寛大な気持ちで見守っていただけるとありがたいです。
もちろん、問題ありましたらご指摘いただければすみやかに消します……
好きな歌詞5選
森山良子『この広い野原いっぱい』
この広い野原いっぱい咲く花を
ひとつ残らずあなたにあげる
遠くまで広がる野原、のどかに咲く花々、一面に広がる牧歌的で美しい色合い、それを惜しげもなく『あなた』にあげようという広い愛情……
柔らかで優しいイメージがふくらんでゆく歌詞。のどかな曲調と森山良子さんののびやかな歌声が合わさり、聴いているだけで心が温かくなる曲です。
でも実際野原いっぱいの花をひとつ残らずくれたら、けっこう扱いに困るだろうな……
その量だったらたぶん2tトラックとか出動してくるし……
「家に入りきらない……どうしよう……」ってなってるところをどうしても想像してしまう。
大杉久美子『どこまでもあるこうね』
『どこまでもあるこうね』は、フランダースの犬のテーマ曲のひとつです。パトラッシュとともにどこまでも歩いていく歌。
いっしょに歩こうね
息がきれても歩こうね
明るい曲調でネロの少年らしさ、そしてパトラッシュとの絆をよく表した、素敵な曲です。
しかし、「息がきれても歩こう」って提案、相当な緊迫感を連想させませんか?
走ることはない、しかし息がきれても決して立ち止まることはない……
なんでかわからないけど思い浮かんだのが『死のロングウォーク』なんだよな
Perfume『レーザービーム』
ストレイト
まっすぐだね
せやな。
ほんまそれ。
全くもってその通りで、正しいことしか言ってない。たしかにストレイトはまっすぐやね……
この歌詞が小泉論法とは全く関係なく存在していることが愛おしい。