蟹を茹でる

カニ @uminosachi_uni の雑記ブログです。好きなもののこと何でも。

物事を何かのせいにしたくなるのってだいたい夜じゃね

※本記事はnoteから移植、加筆修正したものです。



夜は、自分のどうしようもない気持ちを、何かのせいにするのに向いている時間だ。
アンニュイな気分になりやすい時間帯だからなのか、夜はすべてを飲み込んでくれるからなのか。



だいたいJPOPの歌詞だってそうじゃないか。

サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』なんてまさしくそうだ。
もうタイトルで言ってもうてるやんか。



最近はやりの瑛人の『香水』もニアミスしてる。
夜中に元カノからLINEが来たシーンから始まって、ドルガバの香水のせいで思い出すのだ。



コロ助が歌う『はじめてのチュウ』の歌い出しもこんなだ。

眠れない夜 きみのせいだよ

やっぱりJPOP、夜になると自分の気持ちを人のせいにしがち。



他にもないかと思って、歌詞サイトで「せいだよ」を含む歌詞を検索してみた。
222件あった。

お前ら何かのせいにしすぎやぞ。



とりあえずできる範囲で歌詞をチェックして、「夜に何かを誰かのせいにしてる曲」をリストアップしてみる。

何の意味あるかは謎。



EXILE ATSUSHI『Believe』
・すとぷり『Strawberry nightmare』
・ズーカラデル『リトル・ミス・オレンジ』
・とけた電球『焦がれる』
エドガー・サリヴァン『Cry me』
柿原徹也『夜が』

もう疲れたのでこの辺でやめます。
同じ歌詞サイトで「せいだよ 夜」で検索したところ79件ヒットしました。
「せいだよ」中、だいたい36%は夜に何かを誰かのせいにしてる計算になります。

逆にいうと64%は夜じゃなくても何かを誰かのせいにしています。



筆者の観測範囲では、夜に誰かのせいにするパターンの曲はやや暗めの歌詞が多かったです。
やり場のないアンニュイな気持ち、病みぎみな自己、抑えきれない初期衝動などが感じられました。


一方お昼に、あるいは時間指定せず誰かのせいにするパターンの曲は、ハツラツと弾ける恋の歌詞が圧倒的多数。
君のせいで恋心が高鳴って止まんない感じの歌詞をよく見ました。

ちなみに何のせいにしてるのが多かったかというと、みなさんダントツで「君」のせいにしてました。

 

以上、まとめるとこうなります。

・JPOPの歌詞では、昼夜問わず何かを誰かのせいにしがち
・そのうち3割強が夜にやる

・やる時間帯によって、歌詞の傾向(雰囲気)が大きく変わる
・夜だと暗めの歌詞、昼or指定なしだと明るい歌詞が多い

・誰かのせいにする「何か」は、ほぼ自分の気持ち。特に恋心
・責任を押し付ける「誰か」は、圧倒的に「君」が多い

何かにお役立てください。