オリラジ会見動画ありがとうマジで
いや~昨日「オリラジが吉本卒業した!」ってブログ書いたんですけど、もっと書きたいこと色々ある……書くわ
オリラジ会見動画ありがとうマジで
やっぱりね、会見動画なんですよ。彼らの凄まじさがまさに会見動画に表れてた。
プレスリリース当日にお互いのYouTubeチャンネルで緊急会見を録って出し、新時代すぎる。
クレバーでスピーディーでエッジがきいてる。
これぞ、これでこそオリエンタルラジオ……
いつもいつでもワクワクさせてくれる男たち。
これは本当に好きで、嬉しくて、見てもらいたいのでYouTubeを埋め込んでおきます。
よかったら見てください、でも無理にとは言いません。
彼らがきちんと自分の言葉でしっかりと経緯を説明し、問いに答えているぶん、ボリュームもあるので。
私のこの文章で、あなたに少しでも見たいと思ってもらえるよう、あなたの人生の1時間を彼らのために使ってもらえるよう、願いを込めて書きます。
【緊急会見】オリラジ吉本興業独立までの経緯(前編) - YouTube
【緊急会見】オリラジ吉本興業独立までの経緯(後編) - YouTube
こんな会見実現できるんだ
この会見の特異な点は、何より和やかな雰囲気だろう。
引き締まった空気の中でも、ほのかにリラックスできているふたり。
質問者にしっかり目線を送りながら、丁寧に順を追って経緯を説明していく中田さん。
少し緊張感が見えつつも、落ち着いて自らの選択を話す藤森さん。
各位に配慮した表現で真面目な内容を語りつつも、所々にコンビの軽い掛け合いを挟む。これが会見の雰囲気をやわらかく、温かくしている。
当人による説明は簡潔に10分弱で終わるが、そのあと50分ほど質疑応答の時間が取られる。
この質問がどれもすごく良くて、聞いててファンとして嬉しかった。
オリラジのたどってきた歴史やビジョンに理解のある人が、本当にオリラジの思いを彼らの口から聞きたくてしている質問だとわかる。
それにオリラジが言葉を尽くして、思いの丈を語る。時には中田さんが自分から踏み込んだ話をしたり、藤森さんに話を振ったりと掘り下げていく。
彼らの考えを伝え尽くせるだけの、たっぶりとした時間が取られているのも嬉しい。
司会者も質問者もオリラジの答えを遮らず、最後まできちんと受け止めた上で、次の質問をする。
質問のバリエーションは豊かで建設的。限られた時間で色んな側面から彼らの考えを知ろうとしている。
誤った噂を持ち出して困らせようとしたり、「事務所との決裂」などと決めつけて誘導しようとしたり、吉本のことばかり聞いたり、
そういった悪意や企みのある質問がないだけで、こんなに穏やかな気持ちで会見をみられるんだ、と思った。
これなら見ててもしんどくならない……
とてもいい動画だった。
会見の舞台裏
ちなみに動画の公開翌日には、卒業会見の舞台裏がアップされました。
https://youtu.be/wAnxEYWGLtI
https://youtu.be/KGwBLtZ4k3U
ここで明かされていますが、実はこの質問者たちは芸能記者ではなく、ふたりのオンラインサロン*1のメンバー。
事前募集で参加希望を出したサロンメンバーを、質問者として集めたそうです。
どうりで私が知りたいこと聞いてくれると思った!!!
それはそうだよな、質問者がファン(本物)なんだから、ファンが本当に聞きたいことが質問されるよな。
……最高か???
サロンとファンクラブを活用してロイヤリティの高いファンに集合をかけ、プレスリリース当日に卒業会見を実施、速やかに編集して当日中に、自分たちのYouTubeチャンネルでプレミア配信。
よくこんなこと思いつくな。
ずっと前から全部計画してたのか?と思いきや、初めは記者会見しようとしてたのを変更したらしい。
急に考えを変えて、それでもなおこのアイデアの練られっぷり、実に中田敦彦である……
なんてったって発想がいいよな。
事務所を退所する重大な決断をしたので、記者会見で説明しよう
↓
待てよ、記者会見ってそもそも何のために開くんだ?
↓
・各媒体で情報を発信してもらうため
・いつも応援してくれるファンに説明するため
↓
じゃあ発信力があるYouTubeチャンネルで、ファンが聞きたいことを直接質問してもらおう!
斬新だけど「応援してくれるファンのため」って本質がブレてなくて誠実だし、あとなんとなく……発想が可愛い。
もちろんこれでは納得しない人(芸能記者とか、スキャンダルを期待する世間の人とか)はいるだろう。
でも、ファンのひとりとしては、とっても素敵な試みだと思った。
今ここで、彼らだからこそのやり方
これって、「オリエンタルラジオの吉本興業退所会見」だからこんなに全ての要素がうまく噛み合ったと思うんですよ。
彼らの持つ財産すべてと、「応援してくれるファンのために」がバッチリはまった。
例えば政治家の記者会見だったら、その人は国民全体に向けて説明をする責務がある。
お仲間の記者だけを呼んで会見を開いて済ませるのは、政治家の職業倫理上許されない。
それと違って人気商売の芸能人でも、謝罪会見ならその性質上、第三者からの質問を受ける方が誠実ではある。
テレビタレント活動が主戦場の芸能人なら、記者会見を通して世間の全方位に納得してもらう必要があるのかもしれない。
あるいは自前で発信力のあるチャンネルを持っていなければ、情報を伏せたままファンに集まってもらえる仕組みがなかったら、こんな会見はやりたくても実現できなかった。
オリエンタルラジオが歩んできた道が、積み上げてきた実績が、決めた覚悟が、この会見のかたちを作り上げてるのだと思うと、
やっぱりファンとしては胸が熱いんだ。
たとえファンじゃなかったとしても、あの会見の穏やかな雰囲気は、誠実で豊かな言葉は、上品さの奥に香る熱意は、
何らかの示唆をあなたに与えてくれるかもしれない。
https://youtu.be/WuJOBVst2ls
https://youtu.be/_9oeOpDu8cQ
【余談】記者必要ないねって言っちゃえる?
ここからは本当に余談です、ただ思い浮かんだことを書くだけ(ここまでもそうだった気はするが)。
この会見に関して「芸能記者はもう必要ない」が主旨の呟きをよく見かけるが、本当にそこまで言える?と少し疑問に思った。
理由を2つ挙げる。
①あの会見は特殊な条件のもと成立しているから
あの会見の形式は、オンラインサロンの存在、そのメンバーである意識と熱量の高いファンの存在により可能になったものだ。
かつ、オリラジが独自のチャンネルを持っていて、「全方位からの好感度が大事なテレビタレント」というよりファンと向き合うことに重きを置くタイプだからできる。
一般化できる範囲は慎重に考えた方がいいかもしれない。
②あの会見はオリラジの高い話術のもと成立しているから
あの質問者のよいところは少なくとも3つある。
オリラジの背景をよく理解してくれている点、
ファンが本当に気になっていることを聞いてくれる点、
オリラジの言葉をしっかり受け止めて次の質問をしてくれる点。
(さすがファン! 本当にありがとう!)
これはマジでもうめちゃくちゃ良いので、色んな会見に反映されてほしい……
一方で彼らはプロではなく、技術面は記者とは違っている。質問の聞こえやすさとか、質問文の簡潔さと抽象度のバランスとか、答えを引き出すテクニックとか。
あとオリラジに愛があるので、踏み込んだ質問はできても悪いことは聞きにくい。
今回はそのあたり、オリラジがトーク力でカバーしていたのが凄かった。
ファンの質問から聞きたいことを汲み取り膨らませ、分かりやすく情感豊かに答え、必要なら自分たちで話を振る。自ら質問を掘り下げ、踏み込んでみせる。
うかつに答えにくい宮迫さんの話題にも精一杯答えつつ、笑いを交えてうまく線引きをしたり。
ファンが気にしてそうなことは、自主的に話題に出してくれたり。
中田さん、たぶんファンがとびちゃんのこと気にしてると考えてか、マネージャーの話題を藤森さんに振ってくれていた。
もしも回答する側が口下手だったら、質問者が温かいファンでもここまで充実した会見にはならなかったと思う。
そこを補って答えを引き出すのが、記者の本分なのだろうし。(芸能記者による極端に悪意ある質問は問題、という意見には同意)
とはいえオリラジがあんなに面白く、たくさん、内実を明かして喋ってくれたのは、たぶんファンのおかげでもある。
ファンは彼らを傷つけるつもりはないし、揚げ足をとる気も、困らせる気もない。素直に聞きたい気持ちを表出している。オリラジの言葉をからだ全部で受け止める用意がある。
ふたりにとってファンは味方だ。
だからこそ彼らは自己防衛的な気持ちにならずオープンマインドでいられて、質問に対して正直に全力で答えてくれたのかもしれない。
お互いがビジョンを共有してて、リラックスした明るい雰囲気で、警戒して身構える必要もないと、充実した答えに全部のパワーを注げるんだなーと感じた。
【余談】オリラジの武勇伝をご覧ください
これは会見とは全然関係ないオリラジほのぼの動画(藤森慎吾チャンネル登録50万人記念)なんですけど、
https://youtu.be/gji2HaEFYqc
タイトルがめちゃめちゃエモい。
自己紹介として上げるのがこんな仲良し動画ってもう可愛いが過ぎる。
しかも、「オリエンタルラジオです!お願いします!」はズルい。
それはつまり、『これからオリエンタルラジオの武勇伝が始まります』という合図だから。