蟹を茹でる

カニ @uminosachi_uni の雑記ブログです。好きなもののこと何でも。

吉兆VS不吉の象徴

茶柱が立つ、虹を見る、四葉のクローバーを見つける。これらは縁起のいいことと言われる。

4のゾロ目の時計、黒猫が目の前を横切る、鏡が突然割れる。これらは縁起が悪いと言われる。


他にも縁起にまつわる物事はたくさんあり、
それを気にして縁起をかつぐ人は現代でもたくさんいる。仏滅の日は結婚式場が安いし、三りんぼうの日は引っ越しが安い(縁起が悪いので避ける人が多いため)。



それで、ふと思ったんですよね。
縁起のいいことと悪いこと、戦わせたらどっちが勝つんだろう、と。


吉兆VS不吉の象徴

マッチ1(例題)

例えば日本語では、4は不吉な数字とされている。読み方の「し」が「死」を連想させるからだ。
「死」に通じる数字、めちゃめちゃ強そう。だって「死」より強い概念なんてないもの。

では、これに、対戦相手をぶつけてみる。
クローバー、別名シロツメクサである。🍀。



《結果》
四葉のクローバーは、幸運の象徴である。
→クローバーの勝ち。
《講評》
4、不吉の象徴としてめちゃめちゃ強そうだけど、クローバーに絡むと普通に負ける。幸運の象徴になってしまう。



ここからは答えのない仁義なき戦いです。暇だったらどっちが勝ちそうか、考えてみてください。

マッチ2

下駄の鼻緒が切れる(現代風にいえば、靴紐が切れる)のは、不吉の前触れとされる。

一方、ミサンガが切れることは、願いが叶う前触れであり、縁起のいいことと言われる。


では、鼻緒や靴紐がミサンガで出来ていたらどうなのか? 切れた場合は縁起がいいのだろうか、それとも悪いのだろうか。


マッチ3

ヨーロッパでは昔、黒猫を忌む地域があったそう。
その名残りか、今でも「黒猫が目の前を横切るのは不吉」とする国もある。

しかし日本では、猫は福をもたらす動物だとされてきた。招き猫は商売繁盛やご縁を呼び込む福の象徴とされている。招き猫には白が多いような気がするが、黒い招き猫もたくさんある。


では、黒い招き猫が目の前を横切っていったら、それはどっちなのか?
いや、黒い招き猫が自力で目の前を横切っていったらそれはホラーかもしれないが。例えば軽トラの荷台にのせられた黒い招き猫が通りすぎていったら、それは吉兆なのだろうか。それとも不吉の予兆なのだろうか。


マッチ4

突然鏡が割れたりヒビが入ったりするのは、不吉なことだと言われている。

一方、ちょっとこれ伝わるかどうかわからないけど、世の中には亀甲占いという種類の占いがある。亀の甲や動物の骨を火であぶったりしてヒビを入れ、そのヒビの形から運勢を読み解く占いである。


例えば突然鏡にヒビが入ったが、そのヒビがたまたま亀甲占い的にはすごい大吉だった場合、それはどっちなのだろうか?
やっぱり大吉なのか? それとも、突然だったわけだし、不吉なことなのか?



どっちなんだろう……


おわりに

皆さんも、縁起のいいことと悪いこと、バトルさせてみてください。