蟹を茹でる

カニ(@uminosachi_uni)のブログです

いつも心に藤森慎吾を

オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが素晴らしい。
そのことを皆さんにも知ってほしい。

目次

藤森さんになりたい

いきなり気持ち悪くてごめんて感じなんですけど、筆者の将来の目標のひとつは「藤森慎吾さんみたいな人になること」です。
ほぼそれは言い換えれば「才能あふれる天使になって豊富な人脈と財産を形成したい」みたいな願望なので完全に藤森さんのようになるのは到底不可能だとは思うのだけど、ちょっとでも彼のような人間になれるよう頑張りたい。ひそかに心の目標にしている。
なぜかというと理由はめちゃめちゃたくさんあるのだけど、そのうちからいくつか皆さんにもお伝えしたい。

なぜなら彼は才能が凄い

オリエンタルラジオ自体が才能と知略の塊みたいなコンビではあるんですけど、中田敦彦の圧が凄すぎて、やはり中田さんの才能のほうが注目されているのではないだろうか。
中田さんは時代のトレンドを読む能力、プロデュース能力、プレゼンテーション能力など、華やかな才能に秀でている。そして爪を隠さないタイプの鷹……というか虎*1であるので、常に新しい目標に取り組んでいて、才能全開のギンギンの自分をさらけ出している。

ゆえに中田さんの才能が印象に残りやすく、その隣で明るくチャラくバランスを取っている藤森さんはついついナメられやすい。まあそれは雑ナレーターやラジオリスナーが雑にいじっても、ちゃんと律儀に突っ込んで笑いに変えてくれる彼の丁寧な対応ゆえなんですけどね。それも藤森さんの素敵なところなんですけどね。
だけど、藤森さんの才能だって中田さんに負けず劣らず凄いんだから! ということで、藤森さんの素晴らしさを自慢させてください
(なお筆者は親族でもなんでもないただのファンで、本来自慢する立場にないがご容赦ください)


藤森さんの溢れる才能ポイント

  • 声がめちゃくちゃ良い
  • 語感の良さに対する感受性が非常に高い
  • 歌がとんでもなく上手い
  • 滑舌が良い

ファン以外の方にも比較的よく知られている才能が、上の4つではないだろうか。
何しろ彼はRADIOFISHとして紅白歌合戦にも出たほどだし、チャラ男の合いの手だって精密なリズム感と印象に残る声があってこそできた芸だ。

それに加えて知っていただきたいのが、以下の2つ。

  • 流行に対するアンテナ
  • 勝負勘の強さ

一般にオリエンタルラジオは3回ブレイクしたと言われているが、そのどれもに、藤森さんの上記の才能が絡んでいる。

第1次ブレイクは、『武勇伝』。オリラジはNSC(養成学校)在学中に、このネタでM-1準決勝にまで進出する快挙を達成。卒業後すぐに大ブレイクを果たし、数々のお笑い番組に引っ張りだこに。また、芸歴1年で冠ラジオ番組を持ち、その後テレビでもいくつも冠番組を持つという快挙を達成。(なんと帯番組まで持っていた!)

この『武勇伝』の元になった、『中田伝説』というネタがある。中田さんはNSCに入るまでにネタを100本作った逸話があり、そのうちの1本がこの『中田伝説』である。
ある時NSCで彼らが漫才を披露したとき、講師は「掛け合いになっていない」というダメ出しを出した。真面目な中田さんは、100本の中でなんとか講師のダメ出しに応えられるものを探して悩み、慎吾さんに相談した。
すると、慎吾さんは「これがいいんじゃない?」と、『中田伝説』のネタを指差した。中田さんの100本の中でも、随一大喜利の羅列に近く、掛け合いを無視したそのネタを。つまり、講師のダメ出しに、あえて逆行しようとしたのだ。
ふたりは講師の前でそのネタを披露した。怒られるかと思いきや、講師には「ええやん」と認められたという。それからふたりはネタを磨き、『武勇伝』の原型ができていった。
このエピソードは中田敦彦『芸人前夜』の中で紹介されている。

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

そして、第2次ブレイクは『チャラ男(合いの手)』。あやまんJAPANとのコラボから始まったブームである。藤森さんはこのキャラで再ブレイクを果たし、AKB48から郷ひろみさんにまでチャラッチャラな合いの手を入れまくった。テンションを常にMAXあげぽよにしておかなくてはいけなかったので、休みの日は一日中ソファに座って無になっていたこともあったらしい(トークライブ情報)。
合いの手は、藤森さんが芸人の先輩たちと遊び回る中で磨かれていった特技らしい。そんなときTVであやまんJAPANを見かけた藤森さんが「この人たちと何かやりたい」と思いコラボが実現し、それをきっかけにチャラ男キャラとして大ブレイク。「復活を遂げた」と言われた。

忘れがちなのが第2.5次ブレイク『ラッスンゴレライの完コピ』。後輩である8.6秒バズーカーのネタを、異様な動きのキレの良さとキャッチーなボイスで再現するという、たぶん他に類のないネタである。オリラジはこれでまたまたプチブレイクし、色々な現場に呼ばれていた。おそらくこういうブレイクの仕方ができるのは、あとにも先にもオリラジだけだと思う。ちなみに8.6秒バズーカーの田中シングルにも、「兄さん僕らよりテレビ出てません?」と言われていたのを見たことがある。
実はこれも、ラッスンゴレライのネタを見た藤森さんが「やりたい。いつか振られたときにできるように練習しておこう」と言って、ふたりで練習していたからこそのハイクオリティー。だからこそのブレイクだったのだ。

そしてお待ちかね、最後は絶対に外せない、第3次ブレイク『PERFECT HUMAN』。これで6人組グループRADIOFISHは日本有線大賞の企画賞を受賞し、紅白歌合戦にも芸人枠ではなくアーティストとして出場することができた。快挙である。
ここまで来るには、相当な道のりがあった。

きっかけは、中田さんが「歌って踊るグループを作りたい」と考えたところからだった。
そのときメンバー集めを任されたのが、中田さんの弟、FISHBOY。「ダンスの技術があるイケメンを4人集めてほしい」という実兄からの無茶苦茶な依頼を見事にやり遂げ、show-hey、RIHITO、SHiNの3名をスカウトしてみせた。このFISHBOY氏、本人がイケメンな上に尋常でない人脈を持っていて、「FISHはいいやつ」「世界でもトップクラスにいいやつ」「ダンスの変態」と評される魅力的な人物である。機会があったら語りたい。

そして、晴れてRADIOFISH結成。最初はアイドル路線の正統派ラブソングを歌っていたものの、ほとんど話題にならなかった。そんななか、自身を見つめ直した中田さんは気付く。「俺、ラブソングを書きたいんじゃない。崇め、称えられたい。」と。
中田さんはすぐに藤森さんに「俺を褒め称えるリリックを書いてくれ。俺はあんまり歌わなくていい感じで、でも目立つところで『I'm a perfect human.』って言いたい」と注文(自分の欲望に正直)。藤森さんは見事にあのラップのリリックを書き上げた。もちろん、ラップの作詞経験はその当時の藤森さんにはほぼなかったのに、である。
このエピソードはアルバム『PERFECT HUMAN』の特典DVDにも収録されている。

PERFECT HUMAN(TYPE-A)(DVD付)

PERFECT HUMAN(TYPE-A)(DVD付)

オリラジの司令塔は中田さんだから、ついつい藤森さんは「指示されて動いてる人」と見られがちだ。しかし、オリラジのブレイクは、中田さんの戦略的なトレンド分析力と、藤森さんの直感的にトレンドを捉えるアンテナ、両方があってこそのものなのだ。

なぜなら彼は何でもできる

さらに、ここまで読んでくれた方は、ある疑惑を抱いたのではないだろうか。
それが、オリラジ藤森慎吾、何でもできるんじゃないか疑惑である。
なんせ、彼の才能は多岐に渡る。

  • 『武勇伝』のフリを完璧に踊れる

真似したことがあればわかるが、あのフリを綺麗にやるのは意外と難しい。真似するとだいたいの人が「ただ腕を振り回して左右に揺れてる人」になる。

  • ダンスも踊れる

チームしゃちほことのコラボ『BURNING FESTIVAL』では藤森さんも全力で踊りながら歌っている。明らかにRADIOFISH初期の頃より踊りが上達している。

BURNING FESTIVAL

BURNING FESTIVAL

  • チームしゃちほこ×RADIO FISH
  • J-Pop
  • ¥250

  • 歌がうまい

あのハイトーンボイスで安定した歌声を出せるのは凄まじい。May.Jさんとのコラボ曲『NEW GOD』、なんとライブではあの歌姫May.Jさんのパートまで歌ってみせるのだ! 男性がである。とんでもねえ。

  • ラップを書ける

中田崇め系のラップは基本的に慎吾さんが書いているし、なんと彼は大流行中のヒプノシスマイクにも作詞家として参加している。『シャンパンゴールド』という最高にアゲアゲな曲なのでおすすめ。

  • 高速ラップを刻める

中田崇め系の中でも最も高速なのが『NKT34』。なんとこれ、最初の段落を噛まずに最後まで歌いきる『NKTチャレンジ』なるゲームが発生するほど難しい。筆者は一度も成功したことがない。こんなもん歌えるの怪物じゃんと思う。


  • 合いの手ができる

チャラ男全盛期の代名詞だが、今でもその能力は健在。郷ひろみさんの新曲『恋はシュミシュミ』では、まさかの郷さんサイドから直々にオファーを受け、コラボが実現している。

  • 声優もできる

藤森慎吾さん、なんと声優もやっている。よくある芸人のゲスト枠としての参加だけではない。『モンスターホテル』シリーズでは主人公の娘と恋に落ちる重要な役を任されている。
しかも、ピクサーの『カーズ/クロスロード』では、マックイーンのライバルであるジャクソン・ストーム役を務めている。こいつがもう、生意気でいけすかないんだけど天才で努力家で、めちゃめちゃ愛しいキャラなのだ。普段の藤森さんとギャップがありつつ、来歴としては重なるところもあって深い。不遇の時期を才能と努力で乗り越えた藤森さんが演じるからこそ、ストームが「ただ負けて終わるライバル」ではなく、「この挫折をバネに更なる飛躍を遂げる、前途有望な若者」として描かれていたと思う。

ラソン大会に参加し、初回でサブフォー(4時間を切る)、それが藤森慎吾という男。とんでもねえ。

  • 料理もできる

美味しい料理も作れる、それができた藤森慎吾という男。以前は相方にも振る舞ったりしていたらしい。得意料理はパスタ(今は変わってるかもしれない)。

バーベキュー検定を取得して、ぶっ飛んじゃうくらい美味しいシイタケとピーマンを焼けるようになった、それが藤森慎吾という男。
しかもそれをファンが味わわせてもらえるのがRADIOFISH界隈。とんでもねえ。


  • 堅実な司会もそつなくこなす

多才でありつつ、芸人としてのトーク力や場を回す采配力もしっかり持っているのが藤森慎吾である。
中田さんいわく「進行をめちゃくちゃちゃんと守ろうとする」らしい。スタッフさんへの気遣いも完璧。
この司会力と、RADIOFISHとしての活動がフュージョンした結果、フェスやライブのMCとしてこれ以上ない逸材になっている。

  • ファンを虜にする

ファン想いでサービス精神旺盛なのが彼の魅力。握手やハグ会ではファンを褒めたり、ファンの質問に気さくに答えたり、お願いすると甘い言葉もささやいてくれたりする。優しい……!

だが、そんな彼にも不得意なことはあるので安心してほしい。絵心が、なんというか、非常に味のある感じである。そういうところもかわいい。


なぜなら彼は人柄が最高

何より藤森さんは人柄が最高である。
彼の鮮やかで多様な才能を支えているのは、間違いなく彼のたゆまぬ努力である。むしろ頑張りすぎて叱られることさえあるほど(トークライブ情報)。

ファンにも気さくで優しく、柔らかい雰囲気を持つ人だ。人見知りでアワアワしてるファンにも優しく応対してくれる。

芸人さんなのに、キャーキャー言われても嫌な顔せず、むしろノリノリで対応してくれさえする。男性芸人・ラッパーの中には、露骨に女性をばんばん性的消費するわりに、女性が男性を観賞することには極度に否定的な人もいる。だがオリラジファンでいるとそういう空気に晒されずにすむ。
男性が女性アイドルに夢中になるのも、女性が男性タレントに夢中になるのも、もちろん同性タレントに夢中になるのも、同じように尊重してくれるのだ。

しかも彼は、女芸人の容姿を安易にけなしたりしない。人をけなさなくても、肯定しながら笑いをとることができる人だ。
ツイッターでも、ヒルナンデスでの対応が話題になっていた。

女性の趣味も頭ごなしに否定したりしない。関東圏にお住まいなら、『王様のブランチ』のトレンド部を一度見てみてほしい。インスタ映えもトレンドスポットも、楽しみながらきちんと褒めつつコメントし、笑いは共演者との絡みを通してとる。きっと彼なら、セーラームーンカフェも受け入れて、適度にツッコミを入れつつ楽しいロケに仕上げてくれたんじゃないかなあと思う。


しかも、あの苛烈な人、燃え盛る衝動と突き進む鋼の意志を持つ中田敦彦と、15年もいっしょにやってきたのだ。中田さんは凄まじい才能と努力の人だけど、いかんせんパワーとスピード感がありすぎる。たぶんファンでさえ常に伴走しようとしたらア゛ーってなるレベルの、常時フルパワーのえげつない疾走感。そんな中田さんとずっと共に走り続け、中田さんからの依頼を華麗にやり遂げてみせる藤森さんは、ほんとうに天才だと思う。
それがどのくらいすごいことかと言うと、中田さんの実弟FISHBOY氏が「藤森さんまじですごいですね……」と言うレベルですごい。いや逆にそうなってくるとFISHBOY氏もすごいし、実の弟にそこまで言われる中田さんもすごい。やばい。



なお、トークライブのアーカイブは、中田さんが運営するNKTサロンのシアターでも見られるそうです。月額2000円で見放題制。
https://www.nakataatsuhiko.com/salon-theatre

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*1:RADIOFISHクラスタの中では、虎を表す絵文字🐯が中田さんのアイコンとなっている。ちなみに虎は猫とは違い、爪をしまうことができないらしく、そういうところも彼にぴったりかもしれない